55. 吉本研における文章作成のルールとコツ

ルール

  1. 必ず文章の見本を見つけ、参照しながら文章を作成しましょう。

【1】必ず文章の見本を見つけ、参照しながら文章を作成してください。

-専攻奨励賞を受賞した先輩の修論・博士論文などで使われている「言い回し(特に述語)」、「目次のフレーズ作成の(見えない)ルール」、「図のタイトル作成の(見えない)ルール」、「文章構成・展開」などを、事前に読み、しっかりと分析した上で文章作成に取り掛かる。良い人の文章を切り貼りして日本語を作るイメージ。以下の情報を参考にしてください。
 ①牧野、澤田、和久井が、修士で専攻奨励賞受賞者です。
 ②和久井が博士論文評価で、前審査員の評価がオール5でした。
※修士&博士の評価では、「論文評価」と「発表評価(質疑含む)」に分かれています。優秀者は当然、論文も素晴らしかったという事ですね。→世の中には、日本語の論文も存在します。自分の研究や実験に近いことを行っている、見本とできるような文章を事前に確保・熟読し、しっかりと分析した上で文章作成に取り掛かる。


専攻奨励賞を受賞した先輩の修論・博士論文などで使われている「言い回し(特に述語)」、「目次のフレーズ作成の(見えない)ルール」、「図のタイトル作成の(見えない)ルール」、「文章構成・展開」などを、事前に読み、しっかりと分析した上で文章作成に取り掛かる。良い人の文章を切り貼りして日本語を作るイメージ。以下の情報を参考にしてください。
 ①牧野、澤田、和久井が、修士で専攻奨励賞受賞者です。
 ②和久井が博士論文評価で、前審査員の評価がオール5でした。
※修士&博士の評価では、「論文評価」と「発表評価(質疑含む)」に分かれています。優秀者は当然、論文も素晴らしかったという事ですね。→世の中には、日本語の論文も存在します。自分の研究や実験に近いことを行っている、見本とできるような文章を事前に確保・熟読し、しっかりと分析した上で文章作成に取り掛かる。




1.1 ルール

00) フォントは以下のどちらかに統一すること
・MS明朝+Times New Roman
・MSゴシック+Arial

01) 文章は全て「両端揃え」してください

02) 段落の最初は一文字空けること

02) 以下の場合、半角スペースを空けること
・単位の前
・半角文字と全角文字の間  (例)吉本は_1_g_の塩酸を~

03) 作成した図は、必ず文章中で説明すること。図は載せているのに、文章中で図の説明が入ってない文章を作る学生がたくさんいます。図を作成したら、自分が作成した文章中に「図Xに○○を示す」または「~である(図X)」など必ず入っていることを確認する。

・括弧( )について
日本語と英語が混在する文章では、全角括弧のみ使用するものとする
ただし、図のキャプションなど、英語のみの文章で括弧を使う場合には、半角括弧を使用する。

1.短くできる文章は短くする

例文1:溶液が 25 µL ほど残ってしまっていた
  → 溶液が 25 µL ほど残った

2.それ・その・あの・この、などの代名詞をできるだけ使用しない

例文1:溶液が 25 µL ほど残ってしまっていた
  → 溶液が 25 µL ほど残った

・文章中に掲載した図表番号が出てこないものが多い
・図との連携を考えた文章になっていない
・図表番号がてきとうにふられている
・引用しているのに、引用左記を書いていない図や文章が多くある
・全角数字もけっこうある
・半角スペース挿入ルールもしっかり守ってください。

・フォントは「MS明朝+Times New Roman」で統一してください。
・図表番号は自動カウント機能、リンクさせたほうが絶対に良いですよ。
・テーブルは、見た感じカラーにするメリットを感じさせるものはありませんでした。白黒でお願いします(色文字使用はOK)。
・図や表は、一ページ1個にしましょう。「挿入」→「ページ区切り」を使ってください。
・目次も変ですよ。どこが変か自分でわからないとだめですが(もしかするとwindowsとMacの違いかもしれませんが)

・目次は段落/見出し設定機能を使って作成してください。
・「区切り」の挿入を活用してください
・データの縦軸横軸の文字は十分大きくしてください
・table、表は、画像を貼り付けるのではなく、 wordで作ってください。
・Kd の Kは斜体、dは下付です。物理量の表記は論文をまねてください
・マイクロ、デルタ、なども全角になっていないかチェックしてください。
・図表番号挿入機能、使ったほうが後々便利かもしれません。
・赤波線、が出ているところは日本語的に?なとこの可能性が高いです。必ずチェックしてください。

これ、これらの、その、それら、その、などの代名詞は極力使用しない
修正前)これらのアプタマーを用いて…
修正後)以上のアプタマーを用いて…

修正前)この測定法を用いて…
修正後)本手法を用いて… or 同法を用いて…

修正前)増幅した二本鎖DNA を次のラウンドの選抜工程に用いるために一本鎖した
修正後)増幅した二本鎖DNA を次のラウンドの選抜工程に用いるため、一本鎖化を行った

修正前)ladder 1 µl と Loading buffer 1 µL を混合させて、電気泳動を行った。(×)
修正後)ladder 1 µl と Loading buffer 1 µL を混合させ、電気泳動を行った。(△)
修正後)ladder 1 µl と Loading buffer 1 µL を混合して、電気泳動を行った。(×)
修正後)ladder 1 µl と Loading buffer 1 µL を混合し、電気泳動を行った。(〇)